カッティングステッカーの貼り方と特徴について
カッティングステッカーを貼るには、水を使わずに簡単一発で貼るやり方と、水を使って安全確実に貼るやり方と2つの方法があります。それぞれの特徴と貼る時に使う物をご紹介します。
用語解説
- 転写用アプリケーションフィルム
カッティングステッカーを貼る為の転写用フィルム。納品時に透明の転写フィルムがステッカーの上に貼りつけてあります。
この転写フィルムを剥がすとステッカー部分がくっ付いてきます。
カッティングステッカーは、1つの台紙の上で複数のパーツが乗った状態で製作されています。
それらをまとめて一度で貼れるようにするためのフィルムです。
ご注意
- 気温が低い環境でのご注意
気温10℃以下になりますと粘着糊が硬化し本来の粘着性能を発揮できません。
10℃以下の環境で貼り付けを行う場合は、予め貼り付け対象の下地をドライヤーなどで温めてからお貼りくださいますようお願いします。 - 貼る場所の素材について
凹凸のない平面へお貼りください。凹凸があるとうまく貼り付けができません。 剥がれ易い塗料やベニヤ板の表面など、貼る場所の質によっては転写アプリケーションフィルムを剥がした時、その素材まで一緒に剥がす恐れがありますので、貼る場所の下地に注意してください。
下記の素材は貼り付かない、もしくは非常に貼り付きづらいことがあります。
事前にセロハンテープで粘着するかご確認ください。
・銅板
・真鍮板
・鉛板
・錫板
・ポリカーボネート板
・ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)
・シリコーン樹脂板
・フッ素樹脂板
・市販剤、業者施工、新車施工済みのコーティング
・ガラスコーティング・撥水処理が施されたもの
・エンボス加工ガラス
・木材 ・壁紙 ・コンクリート - 貼り付け前のエアー抜きについて
大きいサイズのステッカーの場合、円筒状に丸めてステッカーを納品を致します。開封してステッカーを元の状態に戻すと、エアーが入る場合がありますが貼るのには問題ありません。無理にアプリケーションフィルムの上から擦って下紙に圧着させようとするとステッカーに折れ線などが出来たりする可能性がありますので、下紙に圧着させたい場合は注意してエアーを抜いて下さい。 - 保管について
すぐに貼りつけずに保管する場合は真っ直ぐ平面状態にして高温・多湿を避け、フィルム袋(紙ではない)に入れておいてください。転写用アプリケーションフィルムの粘着糊の設計上、長期保存にはあまり向いておりません。ステッカー部分は問題ありませんが、転写用アプリケーションフィルムの粘着力が落ちてきて、転写フィルムの方へステッカー部分が付きづらくなることがあります。3ケ月以内にはご使用になられるよう推奨させて頂きます。
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簡単にペタっと貼るの特徴
比較的小さいサイズのステッカーを貼る場合はこちらの方がお手軽でオススメです。
メリット: 水貼りより、手軽に短時間で貼れます。 デメリット: 一発勝負!やり直しが出来ません。慎重にお貼りください。
簡単に貼る道具
スキージ ガムテープ(布粘着テープ) クリーナーとウェス(乾いた雑巾) カッター -
水貼りの特徴
大きいサイズのステッカーや慎重に貼りたい場合はこちらがオススメです。
メリット: ある程度水を抜くまで、位置の修正が出来ます。 デメリット: 比較的時間が掛かります。すべての場面で適してるとは言えません。↓をご覧下さい。 ご注意: 小さい文字、また細い線などがある場合やガラス(ガラスコーティングが施されているもの)への貼付け時には避けて下さい。大変時間が掛かります。
また冬期は適しませんので避けてください。
水貼りの道具
スキージ 霧吹きと水と中性洗剤 ウェス × 2枚(乾いた雑巾) カッター